招き猫工房のご案内

リポート 長浜人形の魅力に迫る

石見に江戸時代から伝わる伝統工芸品「長浜人形」についてリポートしてきました。
どうぞ、ご覧下さい。

今回、お邪魔したのは、長浜人形を製作しているこちらの工房です。

こんにちは、今回はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。

こちらは、長浜人形士の福美さん。
福美さんは、神奈川県の出身ですが結婚を機にご主人の実家のある島根に移住。
そこで長浜人形に出合い、人形の持つ素朴さに魅了された福美さんは、伝統工芸士「安東三郎」に師事。
およそ10年の修行ののちに現在の工房をかまえました。

島根県ふるさと伝統工芸品に指定されている「長浜人形」は、浜田市長浜町で江戸時代中期に生産が始まり、縁起物として当時、庶民の間で流行しました。

のちに、浜田藩は「長浜人形」を地元産業として保護育成し幕末には、藩の専売品として全国に売り出しました。
良質できめの細かい粘土で作られ、土の温かみを感じることのできる長浜人形は、今も多くの人々を魅了しています。

今回は、特別に長浜人形の絵付けを体験させていただくんですが、福美さん、こちらのかわいらしい猫ちゃんも長浜人形なんですか?

はい、長浜人形の素材と技法をそのまま残して、多くの人に親しんでいただけるように私がデザインを考えて新たに作ったものになります。
じゃあ、今回箱の招き猫の絵付け。
よろしくお願いします。

そうですね。筆の持ち方は普通に、鉛筆を持つように。
あんまり早くなく書かれるといいかもしれません。
ゆっくりのほうがいいと思います。

でも、福美さんは描くのが早いですね。
私は職人ですから(笑)

 

 

完成でーす。
福美さんどうもありがとうございました。

今日は作ってみていかがでしたか?

はい、線ひとつ書くのにも筆が震えてしまって、難しかったんですけど、とっても楽しくできました。
あと、長浜人形を今日、実際、初めて触ってみたんですけど、あったかみがあってとてもかわいらしい人形ですね。

実際に、この長浜人形を多くの方に手に取ってもらってこの温かみを感じてもらいたいですね。
今日はどうもありがとうございました。
こちらこそどうもありがとうございました。

とても細かい作業でしたけど、自分だけの招き猫が出来てうれしかったんじゃないですか?
はい、途中で見るとお顔が歪んでるなと思うんですけど、完成したものを見ると、とても愛着がわいて、とても楽しい経験になりました。